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イラストの進行~水彩画のペン入れをしてみるの巻~

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イベントが落ち着いているうちにと、来年のカレンダー向けのイラストを描いてます。未来の自分を信用していないので、気が早いくらいから始めておかないとあとで100億%後悔の波に飲まれます(毎年そう)。

さて今回は珍しく途中経過を写真に撮っていたので、着色前の制作過程を公開しようと思います٩( ᐛ )و記事が長くなりそうなので、まずはラフ→ペン入れまでです。

とはゆえわたしは特別な技巧とかまったく使わないので、途中経過を詳しく描いただけになりますw最近アナログ水彩始めたんだーって方にはちょっとは参考になるんじゃないかな、なるといいな。

では早速参ります。

【今回の使用画材】
・Procreate(ラフ用)
・紙→WATERFORDホワイト ブロックタイプ F4サイズ(仕上がりはA4)
・下描き→uni0.5のオレンジ
・ペン入れ①→コピックマルチライナー
・ペン入れ②→SLIDERファイングラフィック

目次

ラフ~下描き

ラフ

今回は鳥さんやパーツが多いイラストなので、Procreateでラフ上げしていきます。こちら手順的には下下下描きです。

ラフ画。後できれいに描くので線ボーボーでOK。

デジタルラフは本当便利で、左右バランスの確認や大きさの変更が簡単にできます。なんなら配置も変えられるっていう、ね。まさに文明の利器、神の産物です。こういうのはどんどん使っていきましょう。

なお、Procreateである必要は全くありません。Photshopでもいいし、無料で使えるGIMPとかも同じ役割をしてくれます。

1アイテムずつレイヤー分けして描いていくと修正がとても楽になるので、わたしのように面倒くさがって一枚でポイっと仕上げないようにしてくださいw

イラストテーマは「ことり×手芸」です。10月か11月あたりのメインイラストにしようかと思っています。編み物して冬に備えたり裁縫してる子がいたり、鳥たちから会話が聞こえてきそうな絵にしたいなと思っています。

お気に入りはボタンを欲しがるボタンインコです。

プリントしてトレースする

さて、下下描きに移ります。今回使う紙はブロックタイプ、透写でのトレースができませんので、複写式でトレースをしていきます。

ゆとり屋 イラスト

A4サイズで仕上げたいので、PCでサイズ調整してから普通にプリントアウトします。
※透明度下げて薄めに印刷すると後でなぞりやすいです。

ゆとり屋 イラスト

next、プリントした紙の裏を鉛筆で黒く塗ります。自分でカーボン紙を作るイメージです。

画像の太い鉛筆はホルベイン スケッチングペンシルの4Bです。自作のトレース紙を作る時にもってこいの太さ、これオススメです!リンク先のショップもかなりお世話になってます。

トレスなら濃さは4Bか6Bが〇、あまり薄いとなぞっても複写されませんのでご注意ください。

ゆとり屋 イラスト

鉛筆ぬりぬりが終わったら、本番用の紙の「ここじゃ!」ってところにマスキングテープで止めます。画材ではないマステは剥がすときに紙の繊維も持って行ってしまうので、きれいに仕上げるために粘着力を下げておくと安心です。接着面を手で1~2回触るくらいでOKです。

ゆとり屋 イラスト

プリントアウトした紙の上をなぞります。線の色を変えるとどこをなぞったかが分かりやすいです。

ゆとり屋 イラスト

ちょっと見づらいですが、トレースされているのが分かるかと思います。あまり力を入れてなぞると紙に余計な凹凸ができてしまうので、適度な力加減で。

全体のトレースが完了しました。

わたしはこの後さらに描き込みをするのですが、この時点で完成形がしっかり定まっている場合はこのままペン入れしてOKです。

下描きという名の「消せるペン入れ」

そして下描きに移ります。

わたしは進行中にペンが迷うタイプなので、トレース後にすぐペン入れはせずにトレースした色と違う色のカラーシャーペンで更になぞり描きをします。こちらも筆圧は弱め、あとで消しやすくするため&紙に跡がつかないようにしています。

ゆとり屋 イラスト

わたしにとってはトレースが当たり付けで、オレンジでの線入れは言わば消せるペン入れ。本番のペン入れの時にはオレンジの線をなぞります。黒で描き込みしても良いんですけど、いつも使っているuniのカラー芯は練り消しでも楽に消せるので、”お気に入りの線”をより明確にするためにカラーで描いています。

気に入らない箇所や増やしたい箇所があったらこの時点で修正・描き込みをしておきます。

ゆとり屋 イラスト

やっとこさ下描きの完成です。すでに同じ絵を3回描いていますが、そんなことは絵描きにとって当たり前。くじけず進みましょう。

余談でありながら結構大事なことなんですが、水彩紙で鉛筆線を消すときはぜひ練り消しゴムを使ってください。

練り消しゴムは線を消す時に紙を傷めにくく、紙も汚れにくいです。

固形のプラ消しゴムや砂消しゴムなどは、硬いので使った時に紙の表面を潰したり荒らしやすいです。紙の表面が潰れた部分に色鉛筆や絵の具などの顔料を乗せると、潰れていないところと妙な違いが生まれ、それが描画上のノイズになります。

特にその差を使った表現がしたいということでない限り、練り消しゴム必須です。

わたしはこの練り消し使ってます。

紹介しておいてなんですが、デッサン用なら何でもいいですw

ペン入れ

ペン入れ道具

さて、ようやく本番といったところでしょうか。修正が効かないゾーンに入ってきました。今回はがっつりと耐水ペンで主線を描きます。

ペン入れには何色か候補がありまして、わたしがよく使うのは黒・グレー・茶色・緑あたりです。

仕上がりイメージを思い浮かべた時に、くっきりしたければ黒や紺などの濃色・ポワっとしたければ茶色やグレー・葉っぱの部分は緑…と、まぁ、実は毎回適当なんですが(笑)この辺は何回も描いてみて見つかるものだと思うので、お気に入りが見つかるまで何回もお絵描きしましょう。肌を茶・髪を黒・背景をグレーなどと使い分けても良いですし、黒一色で驀進しても何の問題もないです。

で、自分不器用なのでペン先+カラーインクは苦手でして、蓋開ければ誰でも線が引けるタイプの耐水ペンが大好物です。画材屋さんや有隣堂、ロフトあたりでも販売している万能選手がこちら、コピックマルチライナーです。

黒、茶、紺、深緑、ワインetc…計10色あるのと、0.03mmから製造されているので細かい線が大好きな人にはオススメの一品。

コピックマルチライナーの名に相応しく、乾いたら耐アルコール・耐水です。ややペン先が柔らかいので、筆圧ゴリラの方は60%の力で使ってください。十分に色付きますんで(と、自分に言い聞かせる)。

ペン入れ①

さぁ、ペン入れスタートです。

ゆとり屋 イラスト

使うのはコピックマルチライナーの茶色、0.03mmと0.05mmです。シール張ってある0.05mmはかすれ始めている物で、産毛や木目などの細かい描写の箇所用です。

基本は0.03mmで進めて、濃くしたいなとか強く表現したいなと思う線は0.05mmでなぞります。こっそり右下の子たちが増えていますが、なんか隙間が気になったので増殖しましたwこんな感じでペン入れ中にもバランス見ながら改変したりします。

ペン入れ②

茶色ペンで一度ペン入れをして全体を遠くから見てみます。なんか鳥さんが沈むなー…全体的にのっぺりしてるなー…と思ったので、鳥さんのアウトラインと目の周りだけ黒でなぞります。

ゆとり屋 イラスト。

使っている黒ペンはこちら、TOKYO SLADER(東京スライダ)のFine-Graphic、0.03mmです。

このペンの優秀なところは、0.03mmという極細ながらペン先が潰れにくい強度。固いくせになめらかな描き心地で、ペン先が紙の凹凸に持っていかれにくいです。

ただですね、取扱店が少なくて…。通販とか探してみたんですけど見つけられませんでした。全国の有隣堂、世界堂、Tools等の画材屋さんで販売されています。

公式サイト→東京スライダ
※「テンプレート・定規」の一番下に同じ製品があります

ゆとり屋 イラスト

黒ペンも入れて、ひとまずペン入れ完成です!上部アーチのお花はなんも考えてないのでひとまずそのままですw

だいたいここまでで4時間、一晩おいてまた全体を見て加筆・修正はないかなーとか眺めます。締め切りがなくてそんなに急がない絵は、何回も遠目で見てモヤモヤしながら進めています。次の着色の回では鳥さんのモフモフとか小物とか追加されてると思います。

さいごに。

と、今回はゆとり屋のお絵描き進行ご紹介の回でした。ちなみにそこそこ丁寧に描いているときの模様ですw普段は水彩紙にダイレクトに下描きすることもありますし、ライナーでペン入れをせずに色鉛筆を使ったり最後に細筆で縁をなぞる方法を使ったりもします。

わたしは技法的な面であまりこだわりや決まりがないので、その時の気分や試してみたいやり方などバンバン使います。というか、正解がないのが物作りだと思っているので、絵を描く技術的なことにおいて「これしかない・これじゃないとダメ」ってことは一切ないです。THEフリーダムᐠ( ᐛ )ᐟ

着色や違う技法のご紹介もできたらなと思いますので、おったのしみにー٩( ᐛ )و

\通販やってます/
https://minne.com/@yucco1632/
「ゆとり屋」の絵・ブログ担当。

好きなものは米・ラーメン・うどん・薄いピザ・日本酒(ほぼ炭水化物で生きている)

最近海釣りにはまっています。イワシしか釣れません。
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