今日はシロハラインコの紹介をするよ!かつみ家の中心、シロハラインコの「トラ」のことも併せて紹介するね♪
シロハラインコの飼い方や、ここが可愛い!が盛りだくさん。
飼ってみたいなという方はぜひ参考にしてね♪
シロハラインコってどんな鳥?
YoutubeやSNSなどでよく見かけるようになったシロハラインコ。
ド派手なカラーリングに、むっちりしたボディ。眼鏡のようなアイリングに、くりっくりのお目目。正面顔はおにぎりみたいなもっふりほっぺた。
ぴょんぴょん跳ねたりゴロンと寝転がったりおもちゃで遊んだり…と、まるで人間の子供を思わせるかのような軽快な動きと、犬のような人懐っこさが魅力の一つでもあります。
白、黒、オレンジ、黄色、緑、青と、鮮やかな羽色を持っていることから「七色インコ」と呼ばれることもあります。
我が家のトラはオレンジ頭が特徴の「シロハラインコ」ですが、頭が黒い「ズグロシロハラインコ」という子もいます。他にも腿の羽が緑色などの色変わりは存在しますが、主にシロハラインコ、ズグロシロハラインコが主流です。
野生のシロハラインコっているの?
います!
野生のシロハラインコは、ブラジルのアマゾン熱帯雨林、ベネズエラのギアナ高地などの南米出身で、森林地帯に好んで住んでいます。
果実や木の実が大好きで、これは日本で飼育されているシロハラインコたちと変わりません。
仲間意識がとても強く、20~30羽ほどの集団で生活しています。
こんなにたくさんのシロハラインコたちが楽しそうに暮らしているなんて…南米万歳すぎやしませんか?
大きさはどれくらい?
ここで我が家のアイドル、シロハラインコの「トラ」をご紹介。
勝見虎之介♂
2018年12月生まれ
196g(空腹時)
好物:くだもの、乾燥イチジク、くつ下
我が家のシロハラインコはですね、でかいです。毎日カーテンレールと絨毯の往復を繰り返しているせいか、お胸の筋肉がムキムキです。
健康診断では無駄な脂肪なしの超健康児、頭がでかいので体もでかくて当然!元気でよろしい!と太鼓判をいただいております(笑)
検索で調べると、一般的には150~170gだそうです。が、情報だけに左右されず、獣医さんに診てもらったり日々の体重測定でしっかり管理しておきましょう。
大事なのはその個体に適した体重なのかであって、出てきた数字が正解ではありません。まずは肥満や痩せすぎでなければOK!と念頭に置いて、適正な体重を知りましょう。
ちなみに手で持った感じはこれくらいです。
だいたい23~25cmくらいなので、大人の片手に体の箇所がムチっとはまるサイズです。握るとほとんどはみ出しますけどね。大根のハーフサイズと言ったところでしょうか。つかみごたえ抜群です。
どんな性格なの?
一言で言いますと、元気で陽気なインコです。寝てるとき以外は四六時中動いている感じがします。
おもちゃで遊ぶの大好き!人間と遊ぶの大好き!とにかく一日中遊んでいたい!そんな声が聞こえてくるかのようです。
ド級の根気強さを持ち合わせており、遊んで欲しい時はとことん「遊んで!」のアピールをし、一度ターゲットに入れたおもちゃ(または天敵)は相手が打ちのめされるまで捻りつくします。とにかくしつこい!笑
かなり頭がいい鳥ですので、トレーニング次第では芸ができる子にもなると思います。うちのトラさんはかわいいことが取り柄なので、芸的なことは特になにも教えていません。気分がいい時にだみ声で「オハヨウ」と言いますが、夜も言うので多分言えることを自慢してるだけです(笑)
トラは性格が温厚なので、他の鳥さんともいい距離感で接してくれます。
大好きなミカンもおやつのシードも、セキセイさんと一緒に食べられる!いい子!いい子過ぎる!!(親バカ)
※とはゆえ何が起こるかはわかりません、同時放鳥の時はお互いの動きを見て目を離さないようにしましょう!
声は大きい?
シロハラインコの地鳴き(単純な鳴き声)自体は、さほど大きくはありません。雛~中雛でお迎えした時は「あれ、そんなに声大きくないな」と感じることもあると思います。
「ピュィっ」「ビエェー(低音)」「ホッホー」など、鳴き方は様々ですが、インコ自身の気持ちが安定しているとき(なのか?w)の声は、同じ部屋にいても気になることはありません。口笛に似た音を出すので、ご機嫌アピールをしているみたいでかわいいです。
こちらはトラの地鳴き。「いい子にしてれば構ってくれるよね」アピールです。
ですが、呼び鳴きともなるとそうはいきません。シロハラインコの呼び鳴きはかなり甲高い声での連続攻撃です。雄たけびと言っても過言ではありません。セキセイインコやコザクラインコも本気鳴きをすれば結構な音量ですが、シロハラのそれは小型インコの比ではありません…。
「ギャギャギャー!!」「ギョエエエ!!」「ンギュウエエエェdrftgyふじこ!!!!!!」が数分続くこともしばしば。飼い主がいれば対応もできますが、出かけているときにこの声がしたらご近所さんはびっくりするかもしれません^^;
なので、防音対策はしておいて◎です。
シロハラインコは飼いやすいのか?
よく質問されるのが「シロハラインコ(鳥・インコ)って飼いやすいの?」です。そこで、わたしが思う”シロハラインコを飼う時の疑問・問題になりそうな点”をまとめてみました。
- 温度管理
- ケージの大きさ、設置
- 値段
- 餌の選択
- 長期のお出かけは基本出来ない
- よく鳴き、よく齧り、よくウンコをする
- 懐かないことだってある
温度管理
インコ、オウム、フィンチを飼うにあたって、とても大事なのが温度管理。もちろんシロハラインコも例に漏れません。
シロハラインコは南米出身なので、ある程度の暑さには耐性があります。ですが、日本の真夏の温度は人間が熱中症をおこすほど。インコやフィンチも熱中症になりますので、南国出身だから~なんて悠長なことは仰らず、室温28℃くらいを保てるようにしましょう。
冬にはめっぽう弱いです。体が羽毛布団でできてるようなインコたちですが、寒い夜だと一晩で落鳥してしまうこともあるくらいです。室内は18℃~25℃を目安に室内の空気そのものを温め、ケージにペット専用ヒーターを取り付けてインコ本人が体温調節をしやすいようにしてあげましょう。
温度に限らずですが、あくまで健康な成鳥のお話です。闘病中や具合が悪い子、雛、老鳥などで飼育環境は多く変わりますので、鳥さんの状態に合わせて調節してください。
ケージの大きさ、設置
シロハラインコはとにかく遊ぶのが大好きな鳥です。ケージ内にはインコが飽きないようなおもちゃを入れてあげたいところ。体もそこそこ大きいので、ケージもある程度の大きさがあるものでないと、上手く動き回れずストレスが溜まってしまう恐れがあります。
うちで使っているのはこちら。
オカメとある通り、しっぽの長いオカメインコにぴったりのケージですが、広々としたサイズなのでシロハラにもちょうどいいです。本当はステンレス製をお勧めしたいのですが、エサ窓の作りが好きなのでこちらを使っています。
天井の開閉もできるので、吊るすタイプのおもちゃを取り付けるのも簡単です♪もちろんこれ以外のケージでもシロハラインコ向けのものはたくさんありますので、お部屋のサイズなどに併せてベストなものを購入しましょう。
設置場所は「直射日光・空調機の風が直接当たらない」「風通しのいい」「明るい」「インコから人が見える」場所を選んでいます。本当はシロハラたちがいるところに私のデスクがあったのですが…鳥>人ですので、お鳥様たちに取られちゃいました(笑)
大きさも大事ですが、もう一つ大事なのはお掃除です。
鳥は体の構造上、基本的にトイレのしつけはできません。移動した先でフンを遠慮なくしていきますので、ケージの床だけではなく止まり木の上や巣箱、なんなら飲み水の中にもフンフンしていきます。こればっかりは仕方ない、人間の力でキレイにするしかありません。
フンのほかにも食べかすや抜けた羽、齧ったおもちゃの破片などが散らかっていると思います。健康状態を維持するため、誤飲を防ぐため、ケージ内は毎日掃除を心がけましょう。外枠も意外と汚れますので、定期的に水洗いをするのをお勧めします。我が家はケージ本体の大掃除(底を外して網もすべて水洗い等)は月一でやっています。
餌や水入れの交換、掃除はもちろん毎日です!シロハラインコは餌を水につけて食べることが多いので、水はすぐに汚れます。夏場になると放置した水が腐ることも多くなります。こうなると鳥の健康状態にかなりの悪影響を及ぼしますので、可能な時は一日2~3回交換しましょう。
値段
トラはこんぱまる横浜店でお迎えしました。諸々の検査費込みで32万+税、決して安くはありません。むしろ高いです。最初見た時は正直「家賃何か月分よ…」って思いました。でもどうしてもシロハラインコと暮らしたくて、3年間こつこつお小遣いと知識を溜めていましたww
ブリーダー経由でお迎えすると少し安価にはなりますが、それでも20~25万円はします。
生体代のみのお話ですから、ここから健康診断やら体調不良時の通院などを考えると、どんな鳥さんでもそれなりにお金はかかります。
よし飼うぞ!となった時には、生体の値段だけでなく、お迎え準備のケージ、ヒーターやおもちゃetcの装備品、お迎え健康診断のお値段などもしっかり考えて下さいね♪
餌の選択
鳥に与える餌には大きく分けて「シード」「ペレット」の2つがあります。
うちの鳥たちはオカメ・セキセイ・文鳥がシードがメインで、ウロコとシロハラはペレットです。オカメとセキセイは餌全量の1/4位をペレットにして与えていますが、全部食べる時もあれば残すときもあり…。気分次第です。
シードはビタミンが足りないなど、栄養バランスが万全とは言い切れないので、野菜やサプリ的な副食を組み合わせて与えるのが良しとされています。
その点、ペレットは栄養バランスがとてもいいので、無理なく食べてくれる子にはペレットをお勧めします。どのペレットがいいの?シードからの切り替え方って?については、また別記事で紹介できたらと思います。
ですがペレットは好き嫌いがあるようで、食べない子は本当に何をしても食べません。絶対腹減ってるでしょ!って時も、かたくなに食べない子もいます(歴代の鳥で何羽かいました)。美味しそうなにおいするんですけどね…。
うちは基本、鳥も人も、無理なく楽しく飼育をするをモットーにしているので、嫌がる子には無理にペレット食に切り替えることはしません。ペレットを食べても副食はあげますし、食で楽しんでもらえるのはこちらとしても嬉しいことです。練習して食べられるようになったら万歳ですが、ペレット食べないから駄目だ…とはならないでください。シードメインでも、健康に長生きできる子はたくさんいます。
長期のお出かけは基本出来ない
どのペットを飼っていても言えることですが、シロハラインコと一緒に暮らしている以上、長期旅行はできなくなると思ったほうがいいです。行けて1泊2日、それも2日目は早めの帰宅です。
トラはどんなに餌入れを分けても多めに入れてもフン切り網を外しておいても、餌はあるだけ食べます。食いしん坊万歳です。自然界では常に餌を探して飛び回りカロリーを消費しているんですから、餌を見たら本能的に食べるのは当然だと思っています。
家族が見てくれる、ペットシッターに見てもらえる。という方はスーパーラッキーです。我が家は家族そろって鳥好きな上に、鳥も家族のことをしっかり認識してくれているので、仕事で家を空ける時でも夫や両親がしっかり面倒を見てくれるので本当にありがたいです。
餌と水の交換で生命の維持はできるとしても、放鳥(運動)ができなくなる、大好きな飼い主が見当たらないなど、鳥たちにとってはストレス満載。なるべく家を空けず、鳥との時間を持ちたいところ。
なにより、こんなにかわいいモフモフをモフモフできないなんて、飼い主にとっても大きなストレスですよね…。シロハラをお迎えしたらシロハラ中心の生活になるので、旅行に行かなくても大丈夫です(極論すぎ)!!
よく鳴き、よく齧り、よくウンコをする
前述にも書きましたが、シロハラインコはよく鳴きます。声がとてもでかいです。
そして見た目の通り、くちばしがとても大きく下あごがかなり発達しているので、噛まれたら「ンぁーーー!」ってなるくらいに痛いです。下手すると流血します。
そしてフンがでかいです。セキセイインコの10倍か?ってくらいのビッグフン。
鳥は飛ぶ生き物です。飛ぶときに体重を減らすため、野生下でも飼育下でもそこら中にフンをして回ります。ちゃんと掃除をしていないと、そこら中にでっかいフンが落ちている…カーテンに乾燥したフンが張り付いている…そんな部屋になりかねません。
人の健康にも良くないので、放鳥した後は部屋のお掃除もお忘れなく♪
懐かないことだってある
シロハラインコは基本的にとても人懐こいインコです。雛のころから飼わなくても、飼い主べったり♡飼い主大好き♡なシロハラになってくれる子はたくさんいます。
その逆で、人や他の鳥、生き物が苦手な子ももちろんいます。
懐いていない子を「荒鳥」「手乗りくずれ」などと言いますが、鳥からしてみたら人間主観すぎて「何言うてますねん」って話ですw
動画や写真を見て「かわいい!こんな風になるなら一緒に暮らしたい!」と思ってお迎えしたはいいものの、実際飼ってみると全然懐かないし思ってたのと違う…めっちゃ噛むし鳴き声大きいし、もう嫌!となりそうなら、シロハラインコも含めペットを飼うまでには少し時間を置いたほうが良さそうです。
どんな性格の子でも、どんな見た目の子でも、お迎えしたならその日から大事な家族です。もしお迎えした子が懐いてくれないな、寂しいな…と思ったら、自分の何倍もの大きさの人間に懐いてくれるということは奇跡だと思って、一生懸命その子を観察してみましょう!シロハラインコの根気強さに負けずに、コツコツと接していくことが大事です。
ちなみにシロハラインコには思春期がありまして、今まで懐いていたのに急に素行が悪くなることがあります。だいたい1~2歳くらいから、特にオスに見られがちな反抗期のような物です。属に「シャケ化」と言われていて、こうなると3日ほどは手が付けられなくなります。
トラはシャケ化したことがまだないので、いずれシャケった時には記事にできたらと思います(本音はなって欲しくないのですがw)
シロハラインコの魅力
さて、ここまではちょっと面倒くさい内容を書いてきましたが、ここまでしてシロハラインコと一緒に暮らしたいというのには、他ならない魅力が満載だからです。
- 見た目がいい(かわいいにもほどがある)
- 動きが人間みたいでかわいい
- 人懐こい/賢いので一緒に遊べる
- 持ちごたえ抜群、もふもふ感ヤッバイ
- こっちまで元気になれる
- 子供と思って育てられる
などなど、あげたらキリがないのですが。我が家には子供がいないので、鳥たちが子供のような存在。中でもシロハラインコは動きや感性が人間に近い感覚で、今まで「鳥なんて」と少々小ばかにしてきた父親も、こいつは一味違う…と存在を認めた程。
おかげで他の鳥たちにも興味を持ってくれるようになったので、トラ(シロハラインコ)は人間と鳥との懸け橋になってくれたわけです。
大変なことも山ほどありますが、そんなこと忘れるくらい/どうでもよくなるくらい、トラとの暮らしは充実そのもの。これからも健康で元気に楽しく、かつみ家での暮らしを満喫してくれたらなと思います。